東アフリカで最も影響力のある政治指導者の一人、ヨウェリ・ムセベニ大統領が、今年1月に実施されたウガンダ大統領選挙で71.7%の票を獲得し、再選を果たした。1986年の就任以来、今回で7期目となる長期政権である。ムセベニ大統領が率いる与党NRM(国民抵抗運動)は、2031年までのマニフェストを発表しており、工業化の加速とインフラ整備を軸に、ウガンダを「高所得国」へと引き上げることを主要目標に掲げている。特に製造業の育成や交通・エネルギー分野への投資拡大は、今後のビジネス環境にも大きな影響を与えると見られる。アフリカにおいては、こうした長期政権のリーダーは珍しくない。安定的な政策運営を評価する声がある一方で、政治的競争の制約やガバナンスへの懸念も指摘されている。代表的な長期政権の指導者としては、以下が挙げられる。テオドロ・オビアン・ンゲマ大統領(赤道ギニア、1979年~)ポール・ビヤ大統領(カメルーン、1982年~)ヨウェリ・ムセベニ大統領(ウガンダ、1986年~)ドニ・サスヌゲソ大統領(コンゴ共和国、1979年に初めて就任。その後一時退任を経て1997年より再任)イサイアス・アフェウェルキ大統領(エリトリア、1993年~)長期政権は、政策の継続性や大型インフラ開発の推進という点で、海外企業にとっては中長期の投資判断を行いやすい側面もある。一方で、政治リスクや制度変更の不透明性を慎重に見極める必要もあり、アフリカビジネスにおいては「安定」と「リスク」の両面をバランスよく評価することが求められる。