モロッコのアムニです。今日は首都ラバトに来ました。モロッコに旅行したことがある人でも、ラバトに来たことのある人はあまり居ないのではないでしょうか。 カサブランカが首都だと思っている人も時々いらっしゃいますが、モロッコの首都はラバトなのです。観光地としてはマラケシュやフェズ、前出のカサブランカが有名ですが、ラバトにはモロッコの最も歴史ある遺跡が残っており、ユネスコの世界遺産に登録されています。このような緑地や公園が沢山あることも魅力です。 12世紀から、未完のままずっとここにあるハッサン塔。ムワッヒド朝の君主ヤークブ・マンスールの命により建築していましたが、彼の死により、工事が中断されました。44メートルの高さですが、当時のイスラムの塔としては世界で最も高いものでした。88メートルを目指して作っていたそうです。 一方こちらは、現在アフリカで最も高い塔、モハメド6世タワーです。高さ250mで、周囲50kmから見えるように設計されています。ロケットと発射台をイメージしたデザインです。 現在まだ建築中で、2022年に完成すると言われています。 ラバト大劇場は、イギリス系イラク人建築家ザハ・ハディドの最後の作品の一つです。非常にモダンな建築で、アラブ芸術界が誇る建築物です。 ラバト市と隣接するサレ市を結ぶトラム。全長27km、43の駅が設置されています。モロッコではラバトとカサブランカでトラムが採用されています。 次回のモロッコ便りもお楽しみに!アフリカの現地の状況に関するご質問、アフリカビジネスに関するご相談があれば、お気軽にお問合せ下さい。