ケニアは、インド企業に対し、同国をアフリカ市場へ進出するための玄関口として活用するよう呼びかけました。2026年6月24日にインド・コルカタで開催された商工会議所(MCCI)の特別セッションで、ケニアのピーター・ムニリ高等弁務官が、同国への投資拡大を求めました。ムニリ高等弁務官は、ケニアでは投資を促進する外国為替制度が採用されており、法制度に基づいた事業環境が整っていると説明しました。また、ケニアに進出することでアフリカ市場全体へのアクセスが可能になると述べ、ケニア投資庁がインド企業による投資を支援するとしています。インド製品は、すでにケニア国内で広く受け入れられているとも述べました。また、東アフリカ域内で関税の調和や道路網の改善が進んでいることに加え、インドと海上輸送でつながる3つの港や、識字率の高い人材、約30万人のインド人コミュニティーの存在も、ケニアを拠点とする利点として挙げられました。一方、ムニリ高等弁務官はインド側に対し、東アフリカ産の農産物の輸入を受け入れるよう求めました。インドとケニアの二国間貿易額は、2025~26年度に43億米ドルを超えました。両国の合同貿易委員会は、今後の新たな協力分野として、製造業、農業、デジタルインフラ、物流、エネルギー、投資促進を挙げています。今回の投資呼びかけでは、ケニア国内の市場だけでなく、東アフリカ域内の関税制度や交通網、港湾を活用した周辺市場へのアクセスが、インド企業に対する訴求点として示されました。