中東発の石油危機の影響で、アフリカ各国で燃料価格が上昇している。今回の価格上昇は、ホルムズ海峡をめぐる供給懸念を受けて発生したもので、アフリカでも産油国・非産油国を問わず、燃料価格、輸送コスト、物価全般に波及している。ケニアやエチオピアのようにエネルギー輸入への依存度が高い国では、燃料輸入額の増加が外貨需要を押し上げ、通貨安や財政負担の拡大を招きやすい状況が生まれている。一方で、ナイジェリアのような産油国であっても、必ずしも原油高の恩恵を十分に享受できるわけではない。輸出収入の増加というプラス面がある一方で、精製能力不足や輸入燃料への依存、国内流通コストの上昇などにより、国内経済では燃料価格高騰の痛みが残っている。今回の局面は、アフリカ市場の潜在力と同時に、その成長を支える基盤整備の重要性を改めて浮き彫りにしたと言える。出典:https://theconversation.com/oil-price-surge-is-hurting-african-economies-scholars-in-ethiopia-kenya-nigeria-senegal-and-south-africa-take-stock-278679