香川県綾川町の株式会社川西水道機器は同地の本社工場で配管の次定在を製造し、配管用メカニカル継手の約7割の国内シェアを誇っています。同社は自社製品の海外展開を進めており、最初の進出国である台湾に続き、ケニアでも2024年に現地子会社を設立し、自社製品の販売を開始されました。ケニアへの進出に引き続き、同社は隣国のウガンダへの進出を検討するため、経済産業省か管轄する「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(F/S)」の資金を活用し、ウガンダでの市場調査および進出のための戦略策定を開始され、JCCP Mは同社のウガンダでの活動を支援することとなりました。調査は2025年10月から開始し、公開情報の収集および分析を中心とした机上調査(管継手の市場規模に関する既存報告書のレビュー、管継手の税関統計のレビュー、ウガンダ政府の水セクターに関する政策のレビュー、同社の製品を日本から輸出販売するための輸出手続きおよび法令調査等)を実施した他、2025年10月下旬から11月初旬にかけてウガンダに渡航、同国最大の上下水道公社である国家上下水道公社(National Water and Sewerage Corporation:NWSC)を訪問し、株式会社川西水道機器の紹介、NWSCの水道の現場を訪問した他、NWSCが抱える無集水(Non-Revenue Water:NRW)や水道管からの漏水に関する課題について、議論しました。帰国後、現地で収集した資料やデータを分析した結果、NWSCが特定の部位での漏水に大きな課題を抱えているものの、有効な対策を行えてことが明らかになったと共に、この対策に同社製の管継手の活用が有効な手段となる可能性があるものと推察された。そこで同社は、今回の調査結果の発表と同社が製造する管継手の紹介を行うためのセミナーを開催することをNWSCに提案し、2026年3月にウガンダの首都カンパラでNWSCの技術部門の幹部を対象としたセミナーを開催することで合意した。同セミナーは、米国・イスラエル両軍によるイラン攻撃の影響で2026年3月には渡航できなかったことから、1カ月後の2026年4月に実施した。セミナーでは、在ウガンダ日本国大使館から佐々山卓也全権大使のご臨席の下、NWSCから20名の参加者を得て、実施した。その結果、現在のNWSCの漏水修理に関するプロセスの改善も含め、同社製の管継手を活用した漏水修理の方法を模索したいとのNWSCからの意見表明がなされた。株式会社川西水道機器様がウガンダにて自社製品の紹介を行うセミナーを開催(2026年4月22日)今後、これまでの調査結果やセミナーでの成果を参考に、株式会社川西水道機器のウガンダへの進出戦略を策定、ご提案すると同時に、これらを実行するための具体的な計画作りを支援し、本業務を取りまとめていく予定です。